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ラース・ワウの聖戦士

 TVゲームのプレイステーションやps2を主にゲームリポートしたブログです。

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2017.07.21 (Fri)
Category[]

西遊記 



 この所PSとPS2のソフトを交互にやっている感じだからこそ気づいたことだが、PSはとにかく読み込みが
早い。あっという間にゲームが始められるのは有り難いことだ。
 これがPS2になると、途端に読み込みの時間が長くなる。PS2にしてこれでは、PS3や4ではどうなってし
まうのだろうか。
 ゲームを始めるに当って1つの問題がある。古めのソフトにはもはや恒例の、攻略本がないということだ。
 少なくても3冊は出ているようだが、まさかこのゲームに手を出すとは思わなかったので、買い揃えてお
くのを忘れていた。
 店頭で何度も見かけても、ノーマークだったので、気づかずに通り過ぎていたに違いない。これから中古
本が出てくるのを待とうとしても可能性はかなり低い。



 今回はやむを得ず、攻略本なしで挑戦することにした。代わりといっては何だが、いわゆるウラ技全集の
中に僅かに情報はあって、2~3の特ダネは抜き出して書いておいた。それなりの役には立ってくれるだろう。
 そのウラ技本の情報から、全3章らしい(後に4章と判明)ことはわかった。もちろん詳しいマップなどは
ないので、紙などに書き留めて自分で作成していくことにする。
 1章の途中まで進んだ所で、このゲームはなかなかに面白く最後まで行き着きそうだとわかったので、き
ちんと記録しておくことにしたのだ。



 割かし出来のいいオープニングの後は主人公・三蔵の性別選びになる。名前までは変えられないものの、
男か女かでセリフの言い回しなどが異なるので、少なくても2回は楽しめるということか。
 出発の地は悠久の都・長安。皇帝のたっての願いで、遠く離れた天竺の大雷音寺まで(巻物と思ったら違
っていた)旅をしてくれる僧侶はいないかと捜し求められる。



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 これに応えたのが主人公という訳だ。このイベントは序章としてそれなりに長いが、女の方の三蔵法師は
明るくて朗らかで楽しげなので、これから決死の旅に出るという悲壮感はまるでない。
 この辺はちょっと考え所か。三蔵の最初の供は警護の兵士ということになる。現実的だが、物語としては
面白くなく意外性もない。
 必然的に早晩いなくなる運命の、損な役回りを拝命したことには同情する。長安から離れて、最初の土地・
両界山へと入った。

 ここでいきなり妖怪が現れ、早くも供の兵士らは命を落としてしまう。いつかとは思ったが、こんなにも
早いとは・・・。三蔵の絶体絶命のピンチに山の頂き辺りから声がする。
 そちらを向くと、何者かの気配がし、呼びかけてくる。札を剥がして封印を解いてくれたら助けてやろう
と。有名なシーンで、もちろん孫悟空の初登場の場面だ。



 さて、作品の全体像を決める意味で重要な、悟空の顔つきや性格、セリフの言い回しなどはどうなってい
るかというと、まずまずの出来といっていい。
 攻撃的でぶっきらぼうな口振りではあるが、それほど出しゃばらず、鼻につく所もなく、適度に思慮深い
と実にバランスが取れている。これなら供の衆のリーダーとして資格十分だ。



 この後、例の金のワッカによって頭を締め付けられ、悟空が痛がるシーンやその呪文を観音菩薩が三蔵
に教えるなどお馴染みの話が展開する。
 いくらかのやり取りが交わされた後、悟空は自分の意思で天竺への旅に同行するんだと告げる。三蔵との
絆が深まった瞬間だった。

 次の目的地、黒風山ではオリジナルキャラ(?)が登場する。名前は知らないが、原作ではどこかに登場
しているのだろうか。朱涼鈴といい、東海竜王の末の娘だそうだ。
 日本の妖怪には竜王そのものはいないが、さすがに中国は本場だけあって、竜にも様々な種類が登場する。
 関係ない話だが、ゲームで竜王というとどうしてもドラゴンクエストの竜王を連想してしまう。魔道士の
姿から真の姿に変身したりと格好良くて強かった・・・。



 どうにも馴染みのない朱涼鈴。最初は使わないつもりでいたが、仲間の人数が少ないので必然的に戦闘に
は駆り出されてしまう。
 そのうちわかったのは、行動順番が早く、複数攻撃もできる有能なキャラということだった。さすが竜に
変身できるだけのことはある。
 オートバトルにすると、切り込み隊長として十分な働きをする。そして、後に隠しアイテム探しに欠かせ
ない存在へと昇格する。地形の影響を受けないほどの高高度飛行が出来るのは、彼女ただ1人なのだ。



 そして、次は高老荘という村に入る。旅に出てから初めて人間のいる集落へと辿り着いた。
 ゲーム上ではいろんな店があり、利用できることになっているが、この村では最初にイベントがあるので、
すぐには入れない。そのイベントとは孫悟空同様、西遊記には欠かせない猪八戎が仲間になる重要なものだ。
 原作にあったかどうか分からないが、そのエピソードは八戎が飲食店で働き始めたものの、生来の大喰らい
が災いし、店を追い出されてしまったという話。



 ここでまた都合よく戦闘に巻き込まれ、八戎と一緒にその敵と戦うことになる。勝利後、八戎も旅に連れて
行って欲しいと懇願してくる。断っても付いていくという強引さで、有無を言わせない。
 さて、気になる八戎のキャラクター造形は、悟空と同じく従来のイメージから逸脱することなく、いい感じ
にまとまっている。愛嬌のある顔立ちや鈍い動作、関西弁的な口調など、ユーモラスでこうであって欲しいと
いう期待を裏切らない。



 その後は、再び高老荘の村を訪れると店が利用できるようになっている。最初らしく、あるのはこれからの
基本となる3つの施設だけだ。武具から巻物、装飾品まで、1つの店なのに何でもある感じなのが道具屋。
 食い道楽の八戎のイベント(のちに専用の巻物を入手できる)では、饅頭や餃子までも出てきて、食べ物さ
えも売っていることになっている。



 もはやよろず屋同然の品揃えだが、ゲーム中では新しいアイテムを出品してくるのはここなので、見かける
と訳もなくワクワクしてくる。
 次は薬屋。道具屋とは逆に取り扱う品数は一気に減少する。巻物や掘り出し物の一部などはこちらで売って
もいいと思うが。利用頻度が少な過ぎて存在価値がないと感じるほどだ。

 おまけに、売っている回復丹(70元)や弛緩丹(50元)は割かし高価なので、なるべく使わずに三蔵の回復
の術などで済まそうと思いがち。
 しかしそうなると、ターンが回ってくるまでに仲間が倒されてしまう事態も起こる。出費を惜しむか、戦闘
で負けても三蔵以外はさしたる罰則はないことの方をとるか。序盤は悩む所だ。



   
 その後、鷹愁潤を経て陳家荘へ入っていく。そこで村人全員が何らかの原因により倒れている場面に出喰わす。
 助かったのは女の子1人。聞けば、この惨状は落病泉という留まり場からやってきた妖怪の仕業だという。
 一行とは別に村を訪れた旅人がおり、先にそちらへ向かったという話を聞いて、急ぎその後を追いかけること
になる。これが3人目の仲間・沙悟浄の加わるイベントであり、悟空・八戎に続くお馴染みのメンバーだ。



 しかし、性格付けは前の2人とは異なり、従来持たれているイメージからは少し外れる。頭の皿はなく、河童
の妖怪という感じはない。
 丸坊主でかなり人間に近く、むしろこちらを三蔵と呼んでもいいくらいだ。皮肉屋で冷静、知能的といった役
割を担っているようで、八戎が悟空をアニキと呼ぶのに対して、彼らとは一線を引いている感じがする。
 よくいう3人仲間とはこのような関係になりがちなのだろうか。ドラマはもう少し親密だったような気もするが。



 とにかく、本来は三蔵の役目と思われる、一行の指導的立場はなぜか沙悟浄が受け持つことになる。これは本
ゲームにおける、可愛い感じの女三蔵と僧になったばかりの青年・三蔵といった設定に理由があるのではないか。
 そんなわけで、沙悟浄と一行の活躍により、村人は呪いから解き放たれる。



 と、思いきや直後に、泉の主という如意仙人が怒りに任せて村に乗り込んでくる。先ほどの戦いの時は
留守中でいなかったのだそうだ。
 どうやら1つの場所を通るたびに、バトルは発生するものらしい。ここ陳家荘はなくて済みそうだと思
っていたら、最後に出てきた。律儀なことだ。
 その如意仙人を退けて一件落着と思っていると、どうも村人の様子がおかしい。



 一行の誰かが妖怪に変化して戦ったのを目撃されてしまったようだ。細かいことをいうなら、沙悟浄は
ともかく八戎や悟空は人間の姿と明らかに違うので、騒ぐのなら最初からにして欲しいが。
 話は逸れたが、手のひらを返したような態度の村人に悟空は烈火の如く怒るが、沙悟浄は人間とはそん
なものだと達観した考えを見せる。



 ゲームでは描きにくい差別を取り扱ったテーマもしっかりと表現されている。とはいえ、内容が重くな
ってしまうので出てくる回数はそれほどでもない。 
 普段は面白おかしくの冒険活劇ものが主となるので、深刻な話が苦手な人でも安心していい。前述の理
由で、村と思っていた陳家荘の店は利用できず、1つ先の流沙河がその後釜を担うことになる。



 村に入る前に戦闘が発生し、三蔵を連れ去ろうとする妖怪を追いかけての渡河戦が展開していく。この
ような水場での戦いは沙悟浄と「水錬法」を身に着けた者が得意とするので、うまく生かしたい。
 独角児という妖怪の首領は撤退する前に気になるセリフを言い残す。「牛の兄ィに報告だ」と。
 最後に戦場に残った悟空は先ほどの妖怪のことばが気になる様子。まだおぼろげな段階だが、これは西
遊記の中でも有名なあの妖怪の登場かとこちらもワクワクするような気分になる。



 そして、これからの展開はその期待を全く裏切らない出来だ。とはいえ、長い物語の中でそれはだいぶ
先のこと。とりあえずは、目の前の現実に目を向けねばならない。
 まずは長旅に備えるべくの買い物をということになる。流沙河という地名からは想像できないが、ここ
はかなりの規模の村で、第1章最大の拠点として位置づけられる場所だ。



 これまでにない店が多数あり、それらを買うためにも長く滞在することになる。道具屋にも新しい品物
があるし、初めて入る鍛冶屋では武器を改造し性能を上げることが可能。
 しかし、これらの支出を賄うには今まで貯めたお金では全く足りない。そこで、初登場の酒場に入って
、ひたすら働く日々に明け暮れることになる。 →その労働の記録は「後のまとめに」

 天竺への旅の途中なのに、思わぬ所でかなりの道草をしたものだ。観音菩薩、いやお釈迦様はお許しに
なるだろうか。
 などと考えているうちに、次の目的地・波月山へと辿り着く。ここでもバトルがおきると思いきや、別
の桜花原なる地名が表示される。
 行くか行かないかの選択は一応任されるが、1章のゴールとなる玉門関への道は閉ざされたまま。



 事実上、強制ということだ。新しい仲間が加わる重要なポイントなので、素通りすることなどもっての
他ということか。
 天界の地名のような桜花原では、幻想的な名前に相応しいイベントが待っている。
 小さな木の妖精たちがお姉サマと呼ぶ存在を助けるために始めた戦いが、いつしか夢幻境という異空間
へ場所を移しての決戦ということになる。ここはかなりの難所だ。 →戦いの顛末は「後のまとめに」



 夢幻境での戦闘を済ませ、いよいよ第2章への関所となる玉門関へ。ここは国境の警備所という扱いだ
が、それなりに賑わって色んな店も存在している。
 またイベントでは竜王の娘、涼鈴の婚約者と名乗る人物も登場してくる。
 霊成公子といって大変な美男子だが、表の顔と中身は違うようで、この先も何らかの形で関わってくる
ようではある。



 第1章は大唐国という地域名でまさしく中華圏の枠内だったが、第2章は西域と言い表され、異国の地へ
赴くという情緒はじんわりと醸し出される。
 いよいよ旅も本番だ。吐火羅、乱石山、獅波羅と聞き覚えのない地名がずらりと並ぶ。
 ゲーム上で表記される、これらの都市の1つ1つがそれぞれ国の単位を成しているようで、現実にこの辺
りには無数の民族が自分たちの国家を打ち建てていたらしい。
 さしずめ、シルクロード周辺の西アジアの小さな国々を旅していくという風体か。敦煌、楼蘭といった
有名な場所もこの領域に含まれる。



 第2章は道が南北に分かれる分岐型になっている。さらにそれが2回も続く。出てくる地名も相当な数に
上りそうだ。
 最初の段階の表示で18ヶ所と1章の9つと比べ2倍近い。このうち半分だけを回るとだいぶ労力削減でき
そうだが、そうなると完全クリアは一気に遠のく。
 一度しかやらないつもりなので、後悔しないためにも取りあえずは全部の場所を回っておこう。
 
 本来は北ルートを一通り終わらせて次に南ルートに移るべきだが、このゲームは終わった場所ではイベ
ントも発生せず、戦闘も一切なしのフリー通過できるので北、南を交互に進めていくことにする。
 出発点の玉門関に近いほど、出てくる敵の平均LVが低く、EXPも敵味方のLV差によって修正されてしま
う。同じ敵から得られる値でも、2だったり20以上になったりと開きがあるので、バランスを取りたい。



 まずは北ルートの高昌。成仏できない女の霊によって村人は困り果て、それを解決するため、瑞光寺と
いう場所へ乗り込むことになる。
 よくは覚えてないがドラマ西遊記にこんな場面もあったかなと、つい懐かしく想像してしまう。
 結局はバトルによって白黒がつくが、敵が無限に出てくるので、ここでもオートは不向き。ゲームも中
盤になり、オートバトルで楽をさせて貰えるほど単純ではなくなってきた。



 代わって今度は南ルートの隠霧山。牛魔王関連のイベントが久々に登場する。
 ここでは六耳候という魔王の配下が、妖術で三蔵一行のそっくりさん部隊を2隊分も造り出す。三蔵が
悟空の頭の輪っかを締めて、本物を見分けるなどお馴染みのエピソードも満載だ。
 その後で乱戦になり、偽者と本物がやり合うセリフもおかしくて笑える。2章のこの辺りは、ゲームの
中で最高潮に盛り上がる所なので、じっくりと味わっていきたい。これ以降は徐々に下降線を辿る。





 また北ルートに戻って2番目の火炎山。第1章の終盤に出てきたマハラカと同種らしいヤクシャなる存
在が登場する。
 これらのボスは戦闘では勝つことができず、相手が撤退したという扱いになる。
 以後、頻繁に多用される形式であるが、己の術を無限に使い続ける傾向があり、MP不足に悩むこちら
の身としては不公平感を抱かざるを得ない。 →詳細は「火炎山でのバトルについて」


 代わって今度は南ルートの比丘。この地では虎力道師という妖怪が王宮を牛耳り、子供の肝を集める
残虐非道を行っている。
 そこへ、知らせを聞いて乗り込んできた三蔵一行と対峙することになる。正体を見破ろうとする際の
やり取りで、虎力道師は”道師”をただの道士と一緒にするなと叱責し、妙なこだわりを見せる。



 導士や導師など他にも用法はありそうだが、何らかの自負の表れだろうか。
 その後の変身競争で追い込まれた道師は、白鹿洞という己のアジトへ逃れていく。そこは合言葉によ
って正門が開閉するなどの秘密基地らしき仕掛けが施されている。



 ゲームでここまで細かい設定が成されていることは驚きだ。実際に、攻め込む側もこの仕掛けを利用
することができる。こういう遊び心は、余裕があればこその行いだ。
 この秘密基地のような場所で戦っているうち、自分も隠れ里に要塞のような建物を作って住んでみた
いとつい夢想してしまった。

 ついで北ルートの滅法。この地では国王の命令で僧侶を片っ端から捕らえて処刑してしまう蛮行が行
われている。
 この老王は若干の妖術を使うらしく、従う兵士も人間で、珍しいことに妖怪なしの戦闘で決着がつく。
 牛魔王の勢力が及んでいない稀有な地域だ。バトル後、老王は目が覚めたといって僧になった息子の
後を追うため、旅に出る。王位も返上するという。



 いつ出会えるかわからぬ息子のために自分も僧になって各地を回る。ここにも(たぶん)原作があれ
ばこその人間ドラマがある。この真実味は思いつきで作った物からは得られない。  
 TV版西遊記の匂いが何となく感じられるのはこの辺りまでで、後は牛魔王との決戦へ向けての期待と
盛り上がりによってしばらくは持つ。



 それ以降はゲームらしくバトルが主軸になって、物語性はだいぶ薄れる。残念なことだ。
 単発のイベント(酒場の仕事)などで、村の住人との交流が描かれることがたまにあり、そこに楽し
みを求めてゲームを続けていくしかない。そのように画面構成もしていく。


 南ルート最後の金兜嶺。神将の感応仙姑が出てきたと思ったら、それを阻止するべくアプサラとヴァ
ラという例の悪魔(後に鬼神とわかる)が現れ、バトルになる。
 戦場は険しい岩山で岩石落としの罠まである。ここでも悟空の筋斗雲と涼鈴の竜コンビが先頭に立ち、
上空からの奇襲攻撃で戦場を駆け巡ることになる。



 次は南北ルートの合流地点、翠雲山。
 牛魔王の妻・鉄扇公主がお手並み拝見とばかりに戦いを挑んでくる。武器の芭蕉扇なるものを目にし
た時、昔ドラマでそんな場面があったなと鮮やかな赤の色彩と共に思い出す。
 ここは何といっても悟空とのセリフのやり取りが面白い。以前は悟空が牛魔王の兄貴分で、岩に閉じ
込められていた500年(!)の間に立場が逆転し、いうことを聞かなくなってしまったのだという。



 そういえばオープニングで斉天大聖と牛魔王の迫力ある攻防が描かれていたが、あのような心躍る戦
闘シーンがこれから待っているのだろうか。
 マップは翠雲山というだけに起伏が激しく移動が困難。これまでのように悟空と涼鈴の上空コンビが
活躍の場をつくる。もう恒例になってしまった。
 次は亀滋へ到着と思ったらイベントに巻き込まれ、近くの山へ女の子を捜しに行くことになる。
 →この顛末は「金角、銀角?の登場」に。

 2戦してようやく亀慈の街へ戻ってきた。ここは1章の流沙河と玉門関を足したような大型の集落で、
店の数が多く、とにかくやるべきことが山のように待ち受けている。
 この賑やかさと騒々しさは唐の都・長安もかくやと思えるほどで、聞いたこともない地名なのが信じ
られない。恐らくこのゲームで1番長く留まる場所になるのではないか。
 →亀慈での滞在の日々については「酒場の賭博場で稼ぐ」に。

 亀滋から先は、また北と南のルートに分かれているので、今度は南ルートから回ることにした。
 最初の地、且末へ。のどかな農村風景が広がっている。ここはシルクロードの一都市としても知られ
ており、当時は小さな国の一つでもあった。
 南へ行くと吐蕃(チベット)で、また北方には異民族にゆかりのある地名らしき烏孫河の表記も見ら
れる。



 歴史を辿っていくと、この辺りはトルコ系民族(トルキスタン)の打ち建てた国々が多いらしい。現
在はウイグル自治区と呼ばれ、他国の領土にされてしまっている。
 さて、ゲームでは民家を通り過ぎようとした所に、盗賊が現れて行く手を遮る。三蔵一行の強さも知
らず、お気楽なものだ。当然のように金を出せといってくる。




 悟空が軽くあしらうと今度は人間の妖術使いが出てくる。よくある妖怪の化けたパターンではなく、
本物の人間だ。名前は黄抱朗。
 手下を従え、三蔵をも戦闘不能にさせてしまう位だから、かなりの使い手といえる。戦後、待ち伏せ
までして一行を襲った理由を問いただすと、意外な答えを返してきた。



 妖しい術を使うということで、人間に変わり者扱いされ、迫害されてきたのだという。わかってくれ
たのは牛魔王だけで、その友情に報いるため、あえて戦いを挑んできたらしい。
 さらにいくらかのやり取りが交わされた後、改心したかわからない状況でその男は去っていく。



 西洋の魔女狩りに類するような話だが、またも考えさせるような内容で、差別の問題は根が深いと感
じずにはいられなかった。メインストーリーで人情の話はこれで本当に最後。残念!
 なおここの戦場マップには、アイテムとして後に重要になる雷帝の腕輪が配置されている。誰かが神
獣変化して障害物を取り除かないと入手できないので、取り忘れには注意したい。
 特にオートバトルに任せると神獣ゲージを使い切ってしまい、手遅れになる。


 今度は北ルートの黄風嶺。牛魔王の弟分のそのまた弟子というのが現れ、かなりの健闘ぶりを見せる。
 名前は黄風怪といい、師匠の如意仙人さえも超えてしまう位の実力だ。容姿も個性的で、この先も出
番があることを期待したい所だが、ここで終わり。もったいない。



 2章ともなると戦場も1面ごとに工夫されており、ここでは強風の勢いを避けつつ、敵陣へと1歩ずつ
迫る仕組みになっている。
 本編のイベント自体もさることながら、1話ずつ戦場マップの仕掛けや罠も良く練られて、中だるみ
してないのは立派の一言。



 それでも、終わった後にオート任せでも済みそうなくらいの難易度だったなとは思ったが、戦闘中に
そのようなことを判断する余裕などなかった。効果としての”風”の使い方が印象的だった。
 続いて、南ルートの昇竜崖。牛魔王とは別に、正体不明の存在が今まで行く手を遮ってきたが、よう
やく謎が明らかになり、天界を荒らし回った鬼神らしいということがわかった。



 ここでもその1人、サーガラが出てくる。始竜の一族出身で三蔵一行にいる朱涼鈴よりも上位の存在
ということだ。
 成り行き上、マップの配置が特殊になり、三蔵と涼鈴は敵陣に取り残された形になる。それを救出し
つつ、鬼神を退けることが戦いの目的になる。



 マップイベントの冒頭で、新たに加わった神将・次郎真君の浮遊移動できる能力が早速活かされるこ
とになるが、ある条件を満たせば西王母など他の神将でも構わない。
 それは三蔵の通り道を塞いでいる1体の敵を魅了するか倒してしまうかで、とにかく包囲網を破って
脱出できればいい。

 そして北ルートに回って庫車。病になった桔花を治療するため、万寿山という場所へ赴くことになる。
 そこに薬に詳しい仙人がいるという。その情報をくれた八戒の師匠だそうで、後に桔花の祖父だとい
うことがわかる。
 すると八戒と桔花は義理の兄妹と呼べなくもないという話題になるが、設定に無理があるためか、こ
の話はこれ以上一切広がらない。 →庫車でのバトルについては「隠しアイテムの発見」

 万寿山に最初に訪れた際に、現れた仙人とは押し問答のような形になり、なぜか戦うことになってし
まう。
 話の流れからしても必要性のないバトルだが、深読みすると腕試しのため、わざと争うことにしたと
いう解釈で良いのだろうか。
 本気ではないためか、本編の戦闘にしてはかなり楽。オートでも大丈夫だ。倒したと思ったら、鎮元
子なる仙人は今度は柳精怪なる妖怪(神獣)に変身し、再び挑んでくる。



 神獣と記したことからもわかるように、この仙人も戦いのあと三蔵一行に加わる。また意外な場所で
人数が増えた。
 素早い上に、5つの術全てに長けているという、文字通りの仙人の名に恥じないキャラだ。さらに毎
ターンMPが自動回復するので、強力な術も惜しまず使える。移動力の少なさは気にならない。



 他の新規キャラはどうも使うのに二の足を踏むが、この仙人に関しては即戦力といえるだろう。広範
囲攻撃の術が次々と解禁されていく終盤に従って、その重要度は増していく。
 亀滋から始まった南北ルート(歴史的には、河西回廊や西域南北道などと呼ばれていたようだ)も吐
火羅で合流して終わり。



 玉門関から亀滋までの2択ルートが計6地点で、今回が4地点だからちょっと短い。
 吐火羅も拠点都市の扱いなので、通常の店以外に鍛冶屋、酒場、賭博場などの特殊施設もある。その
土地に入る時には恒例の、バトルは今回はなかった。初めての出来事だ。
 その分ここでやるべきことは山のように多い。 →具体的な内容は「吐火羅での滞在の日々」

 昔の地図と照らし合わせると、現在まで辿ってきた旅路がおぼろげながらも浮かび上がってくる。 
 玉門関を出た後、天山山脈を越え、遠くインドの北・パミール高原の付近まできたらしい。この辺り
にはイシク・クル(大清池)なる琵琶湖くらいの大きさの湖もある。
 西遊記のご本家の大唐西域記にもこの地に関する著述が出てくる。玄奘三蔵は、印度に赴くために天
山を越え、突厥の地に辿り着いたと。



 ゲームでも烏鶏から先は一本道で、いよいよ天竺へと近づいてきたらしい。
 鬼神であることが明らかになった例の集団はここでも謀を巡らし、現地の少年・紅孫児をけしかけ、
三蔵一行を襲わせようと企む。
 それとは別に、烏鶏では叫首仙なる妖怪が王宮を乗っ取り、罠を仕掛けた上で戦いを挑んでくる。

 それは烏鶏城の戦場マップの空間一帯に次々と巨大な穴が開き、そこにキャラクターが立っていたら
アウト、場外へ。もし三蔵だったらゲームオーバーというあっけない結末を迎えてしまう。 
 少々細かい話になるが、メモリーカードの記録状況によってはとんでもない事態になる危険性も孕ん
でいる。



 
 もし1ヶ所だけしかセーブしてなく、それが穴が開く直前のターンだったらやり直しが効かず、ここ
でゲームが終わってしまうのではないか。そうなると、一から西遊記をやり直さざるを得ない。
 こんな状態になる可能性の人はごく僅かだとは思うが、烏鶏城の”罠”そのものがゲーム全体に対す
る脅威となってしまっている。



 もっと初歩的なミスで最初からゲームをやり直している人もいるようだが、アクションと違ってSLG
やRPGは長い時間をかけて進んできているので、全てがご和算になってしまう影響力たるや凄まじい。

 ゲーム本編に戻って、次は枯松澗。ここの冒頭イベントで、実は観音菩薩は捕らわれていたことが判
明する。そういえば、両界山以来、姿を見せてなかったか。
 なかなか正体が掴めなかった敵の黒幕も次第に明らかになってくる。名前はアスラ、日本では阿修羅
といった方が正しく認識できる。



 もとは古代インドの神らしく、さらには古代ペルシャの神アフラ(マズダ)にもルーツがあるらしい。
 そういった理由で、ここで出てくるのは全く的外れではないが、妖怪退治を主としていたはずの西遊
記では、話が大き過ぎて収集がつけられるのかという心配も生ずる。



 この先、あらぬ方向に展開が行ってしまうのではと他人事ながら、余計な気を回してしまう。あと、
吐火羅辺りで気づいた、戦場マップに配置されている隠しアイテムの存在。
 積極的に探し始めると面白いように見つかり始める。 →それについては「枯松澗・隠しアイテム」
 第2章もいよいよ残り少なくなり、次は桂陽。牛魔王との決戦を前にそれに関するイベントかと思え
ば、またも霊成公子が出てくる。



 涼鈴を連れ去られて、後を追うことになるが、この2人は西遊記では馴染みがないのでもう勝手にし
てくれという気分だ。しかし、これは強制イベントなので解決しないと先へ進めない。
 戦う場所は1つ戻って、また枯松澗。桂陽の戦場マップがないらしいので、こちらで戦うようだ。お
かげで全く同じ場所での2連戦となる。
 酒場のイベントでもこの枯松澗は良く出てくるので、よほどの由緒ある古戦場とでもいうのか。



 ここまで続けてきた人なら薄々感づくように、終了後これまでのライバルと同様、霊成公子も仲間に
加わってくる。これで総人数10名。
 増やし過ぎではないか。全員を均等に成長させていくのも大変だ。
 改めて帰還した先、桂陽では新たな道具が多数、店に並んでいる。手持ちのお金では到底足りないの
で、また吐火羅に戻って酒場の仕事に精を出さなければ。

 そんなわけで実際のゲーム上ではEXP稼ぎ、荷物運びと奔走し、しばし旅は中断、一休みとなった。
 そして、準備万端整った上でいよいよ決戦の地・積雲山へ。2連戦くらいはあると予測していたら、
3連戦だった。物語全体の山場ともいうべき所だから、このくらいは当然か。
 まずは野外で鉄扇公主がお出迎え。初めて本気を出すという意思の表れか、羅刹女という妖怪(神獣)
になり、これがなかなか色っぽい。



 今まで2頭身やら5頭身のコミカルキャラしか目にしてない中では、特にお気に入りの存在となった。
 後に仲間になるのなら、優先的に使ってみたいキャラだ。2戦目は巨大な阿弥陀くじ構造の迷路(マ
ップ名・大迷廊)で、その中を鉄球が転がり回るというトラップ設置のマップ。
 これは結構厄介で、通常の回復薬や初期の回復の術では蒙るダメージに、量が追いつかない。事前に
大回復薬をいくつか、術も広回復や大回復を用意してないと大変だ。
 さらに、これまで戦ってきた妖怪の頭目クラスが再登場となり、当然のことながら手ごわい。麻痺の
ステータス異常くらいは簡単に喰らわされてしまう。それへの対処も必要となる。

 最後の魔雲洞でやっと牛魔王が登場。厳しい戦いになると思いきや、意外にも第2戦よりかなり楽。
 あちらに小ボスが結集し、こちらには残った手下だけがついていたから総合的な戦力は低下している。
 この大一番でオートにしていい位の内容だ。牛魔王は1度変身するが、その頃にはもう手下は一掃さ
れているので、もう脅威ではない。多勢に無勢で、すぐ片がつく。

 勝利後セリフイベントが長々と続き、鉄扇公主が捜していた坊やというのは、烏鶏で遭遇した紅孫児
だったことが判明した。
 すでに予測はついており、誰それの子供というからには、物語中で出てきた宋姉妹と紅孫児のどちら
かでしかなく、紅孫児の方だったかという感想しかない。いずれにしても原作からは外れた話だ。
 →戦後処理とその後の展開については「お約束の仲間加入と道場での修業」へ。



 次に終点の開地へ。ここからはいよいよ第3章へと入る。3章は「天竺」というタイトルで、マップ
の形も何となくインドに見える。遠くの地まで来たという感じだ。
 村と街の総数は10つと1章に似ている。最初の開地には道具屋があり、新しい品物が売りに出されて
いる。買おうにもお金が足りない。
 3章に来るまでに1万元は貯めておいた方が良いかもしれない。



 それよりも先へ急ぐことを優先しよう。下へ向かって圧星洞。デーヴァだの観音菩薩だの色々なシー
ンが挿入されるが、ほとんど興味ないので飛ばし読み。
 奪われた錫杖はいつ戻るのかと思ったら、意外にもバトルの前にあっさり取り返していた。紅孫児な
る子供もいつまでも杖を持ったままウロウロし、横取りされたらどうなるのかという隙だらけ。
 それを受け取るはずの鬼神マハラカもいつでも姿を現せるだろうに、不在のままと辻褄が合わない。



 もうストーリー自体がダレてしまっている。結構、強引に杖を奪っていったにしてはお粗末な結末だ
った。
 次は乱石山。ここも鬼神とのバトルが続くだけ。2章の途中までは現地の人々との交流や、その土地
の風俗を垣間見ることはあったのだが、今やアスラ一色となってしまった。 
 原作のように妖怪を出しておけば、まだ人間との関わりが描けたのに鬼神なんてものを持ってきたか
ら、もう戦うしかなくなってしまった。



 作り終わったゲームに文句を言っても仕方ないので、どんどん先へ進むことにしよう。
 今度は夕桐鎮。ここはバトルなしで、一休止しての買い物となる。しかし、お金はぜんぜん足りない。
 稼ぐ所もないし、2章で無理してでも2万元くらいは貯めておくべきなのかもしれない。この街には後
にLV6武器のために再度訪れることになる。
 次は崩雪嶺へ。敵の鬼神のリーダー格、デーヴァが出てくる。地形が単純なのでオートバトルにして
も良さそうだが、相手側の石化の術が厄介で治癒の必要性が生じる。
 完全にオートに任せることはできなかった。しかし、その反動からかこちらも石化の術の有効な利用
法を見つけた。 →その方法については「石化の術で快勝」に。

 さらに下って車遅原へ。イベントは街、バトルは村の通例に従うと、ここでは戦闘が起きるはずだが、
不思議とバトルはない。代わりにアーシャなる少女が逃げ込んできて、保護することになる。
 次なる場所へ向かうが、何やら怪しい気配も感じられる。後に判明するものの、アーシャはアスラの
もじりとなっており、指摘されるまでは気づかない。うまく出し抜かれた感じだ。

 3章で唯一、酒場のある靖海浦。開地、夕桐鎮と続いて、この街で売っているアイテムの数は相当な
ものになる。バトル勝利時に手に入るお金ではとても足りない。
 後はこの酒場の仕事で補うことになる。ということで、しばらくはこの街を拠点にして旅の準備を整
えることになる。
 色々あるので書ききれないが、まずはこれまでの集大成で、第6の神将の封印を解くまでを説明して
いこう。 →その経緯については「第6の神将・九天雷帝」へ。

 靖海浦ですることを済ませたら、いよいよ大雷音寺へ向けての出発となる。次の通過点は碗子山。
 鬼神ヴァラが出てきて、本性(真の姿)を現しての決戦を挑んでくる。手こずると思いきや、オート
でも勝てるほどの気楽さ。
 第6武器や神将イベントでのバトルの方が厳しかったという逆転現象が起こる。これは誰でも通る本
編と、いわゆる隠しルートとして特殊状況で発生するバトルとの違いにあるのだろう。
 そしてマップ中の宝箱もこれ以上にない逸品になり、賢聖の鎧と紫金の羽という豪華さだ。

 続く盤糸台では、陽気でセクシーな印象だったアプサラが蜘蛛形態の本性になって攻め立ててくる。
 それはいいのだが、セリフの応酬から蜘蛛は醜いものと決めつけられて、意外というか複雑な気分だ。
 もう終わりも近いのか宝箱は1つも出ない。残り2ヶ所となって訪れたのは曲女台。ここにも鬼神の1
人、カールラが出てきて戦闘になる。 →この先は「最後の下準備」に。

 いよいよ大雷音寺へと進む。勇壮な寺院の建ち並ぶ様を目にし、一行も思わずそれぞれの感想を口に
する。この辺りはドラマの西遊記のシーンも想像するといっそう感慨が沸く。
 しかし、ここから先は期待していた展開にならなかった。それを解消するため途中の諸々の話を飛ば
し、エンディングへと直行することにした。そうすると西遊記~大唐西域記としての物語性が保てる。
 →ゲームとしての続きは「4章、アスラ(天界)」へ。

 *途中ですが、長くなりましたのでいったん終了します。
                    ~再開時期は未定~  

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2016.02.15 (Mon)
Category[PS SLG]
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