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ラース・ワウの聖戦士

 TVゲームのプレイステーションやps2を主にゲームリポートしたブログです。

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2017.11.18 (Sat)
Category[]

ヴァンピール~吸血鬼伝説~

    

【怖さを体感するゲームではない】

 久しぶりにPSで良質のゲームに巡り会えたという感じがする。始める前はほとんど期待していなかったも
のの、その予想を見事に覆し、熱中度80%(自分評価。当然、向き不向きはある)の名作を見つけた喜びに
浸ることができた。

 内容はタイトル通り吸血鬼もので、ヨーロッパを舞台とした、おどろおどろしい雰囲気のゴシックホラー
となっている。シミュレーションとの表記だが、アクション要素の強いADV(アドベンチャー)というべき
で、移動方式や戦闘はほとんどアクションゲームそのものだ。操作を間違えるとたちまちピンチに陥る。

 

 といってもそんなにアクションは難しくないので心配はいらない。ストーリーもしっかりして
おり、19世紀当時の人々の暮らしぶりや町の誰と誰が仲が良いかなどの人間関係、勤務地へ往復
する日常生活の様子が綿密に描かれている。
 想像力を膨らませれば、1つの町が確かに存在しているといっていいほどだ。
  
  吸血鬼ものだから、住民はいずれ吸血され、夜間に出歩くクリーチャーへと成り果ててしまうが、その辺
りはあまり残酷でなく、うまく処理されソフトにまとめられているようだ。後から思うと、もっと過激でも
よかったのではないかと感じるくらいに無難な仕上がりだ。

 建物に侵入しての吸血時には、後ろめたいような済まないような心情も生まれるが、これは相手を正常な
人間から化け物へと変貌させるわけだから真っ当な反応といえる。


拍手[2回]


【正義の味方が敵側に立つ

 吸血された人々を浄化(元の人間に戻す)し、プレイヤー主人公の邪魔をするのがヴァンパイア・ハンタ
ーを生業とする超人的な5人の人間たちだ。本来の宿敵はデュランという別のヴァンパイアなのだが、ゲー
ムの性質上、彼ら人間のハンターの方がより手強くされている。戦闘では彼ら相手に、こちらから手を出す
ことはできず、近づくと一方的にダメージを受けてしまう。人間なはずなのにほぼ無敵な存在なので、外で
出会わないよう祈っているしかない。

 メンバーにはモリス、セワード、ハーカー、ホルムウッド、ヘルシングと吸血鬼関連の小説や映画を知っ
ていれば、馴染みのある人物がズラリと並ぶ。取扱説明書のイラスト(絵)も格好良くて、クリストファだ
かデュランやら知らない吸血鬼より、むしろ彼らを主人公として描いて欲しかったくらいだ。




【ガイドは無しの手探りで、開始】

 ゲームを始めるに当って問題となるのは旧作ソフトの常として、またしても攻略本がないということ。1
999年発売の年代物だから仕方がない。どうしても手に入れるとすれば、定価のものしか買えないので、な
いことを前提にスタートするしかなかった。住人の所在地や相性などデータなしの白紙の状態で始めなくて
はならないので、余計に手間はかかる。それでも、自分で調べられる範囲にはあり、途中で行き詰ってしま
う恐れはないようだ。紙にメモを取るなどの地道な努力を惜しまなければ、クリアはできそうだといえる。
   
  

 それでもまだ諦めきれなくて、何気なく攻略本代わりの裏ワザ全集を手に取り、ぶ厚いページ
をめくってみたが、残念ながらヴァンピールの名は なかった。
 同時期の吸血鬼ゲーム、ケイン・ザ・ ヴァンパイアやカウントダウン・ヴァンパイアー ズは載っていた
のに。残念だ。どこが判断基準と なっているのだろう?
 
 打てる手段は試してみた。もう始めるしかない。まずは1ステージ目、メドヴェキアという村は、いかに
もヨーロッパの片田舎を思わせる風情で、雰囲気が出ている。モデルはルーマニアのトランシルバニアとい
った所だろうか。怖いものみたさで本当にこの地域に旅行に行きたいものだ。フランスやイタリアは実際に
行っていないのに、TVで見ているだけでもう飽きてしまった。関係ない話だが。





【シンプルながら楽でない吸血行為】

 最初のステージだけあって、敵側もどこかのんびりしているようだ。COM側との陣取り合戦のような1対1
のゲームだが、焦る必要は全くない。こちらが、目を覆うような数々の失敗を積み重ねても最終的には勝つ
ことができる。今のうちに色々と操作法を試してサジ加減というものを身につけておきたい所だ。

 基本は多くの人々と会話し、ヴァンパイアハンターによって仕掛けられた各戸の罠を解除しながら安全を
確保。夜には親しくなったと思われる人物から優先的に吸血していけば、人間側の下僕も増えてゲームはう
まく回るようだ。吸血の条件は意外に厳しくて戸惑うこともままある。夜の間1~2回しかできないのだ。

 

 特に2人目は血流量が足りなくて子供や老人を探し出して狙うといった姑息な手段を余儀なく
される。この主人公は本当にヴァンパイア界の輝ける存在・選りすぐりのエースなのかと疑い
たくもなってしまう。
 
 システム上の都合やら調整などでこうなってしまったのだろうか。そのため、対策を講じるにも慎重さが
必要で、いい加減に場当たり的にやっていると先細りは必至だ。吸血した相手の親密度が5とか10だったら
リセットした方がいい。数値は20、40、80と倍数単位で増えていき、その仕組みを知るにもかなりの場数を
踏むことが必要になる。





【聞き慣れない血流量がゲームでのポイント】

 やはり攻略本があればそれを見るに越したことはない。それでもステージ1だけなら勢いで何とかなりそ
うだが、2以降は住人の居場所と相性くらいは書き留めておかないとやがて覚えきれなくなってくる。この
ように吸血関連の行動はかなり厳密な取り決めがされているので、ゲーム内でのもう1つの特技”変身”は
使いたくても仕えず、宝の持ち腐れ状態に留め置かれる。吸血も変身も同じ「血流量」を原資としているの
で、お遊びのような”変身”に貴重な血流量を振り向けることなどできやしないのだ。同様に”伝令”も使
い道がない。こちらも血流量が必要とされているからだ。もう少しゲームに幅を持たせておいた方が良かっ
たのではないか。何をするにも血流量を求められては、自由な行動が侵害されてしまう。

 

 それと、キャラクターの移動はアナログコントローラーのLEDスイッチを入れて、左スティッ
クにした方が便利だ。方向キーだと走るときに一緒に×ボタンも押さないといけない。
 

 ステージ開始からしばらく経ち、下僕となる直系ノスフェラトゥ(一応、指示が出せる)が5人位も集ま
れば、後は彼らが自らの配下となる、従属ノスフェラトゥ(直系のそのまた配下)を自動的に増やしてくれ
るので、ゲーム展開はだいぶ楽になる。吸血行動に関しては、下僕たちの方が効率的かつ確実であり、任せ
ておいた方が遥かに早い。だいたい3~4日前後で1人目の下僕が誕生し、マメに増やし続ければ15~16日目
頃には勝敗の目安となる、臨海体力メーターがほぼ一杯になる。すると自動的にライバル吸血鬼との戦闘が
発生し、これに打ち勝って次のステージへ進む寸法だ。

 



【世界の中心地、ロンドンへ】

 1、2ステージともこんな感じで難易度的にもそれほど苦労しない。ステージ1はまさに初心者向けだった
が、ステージ2はマップの広さ、ゲーム展開の速度ともにバランスが取れており、3つのステージのうち1番
面白いのではないか。序盤から敵味方が入り乱れて、港町カルシュタットは2人の吸血鬼の壮絶な草刈場と
化す。1度目はとにかくクリアするのに懸命だったが、2度目以降はもう少し余裕を持って楽しみたい所だ。

 

 ここは良かった。万人にお勧めできる傑出したステージといえる。ステージ3はいよいよロンド
ンへと舞台を移す。当時はイギリスが世界帝国を築いていた頃だから、その首都ロンドンはまさ
に絶頂期の華やかなりし街だったろう。
 
 マップもこれまでで最大になり、住民等の登場人物も増えて、全員を把握するのは至難の技とな
る。1日で歩き回れる距離には限界があるので、毎日誰それと会ってストーリーを展開させていく
このゲームにおいては、活動範囲はおのずと制限されてしまう。

 まんべんなく回ろうとせず、自分で区切ったエリアを集中的に何度も訪れる方が、結果として効率がいい。
 特筆すべきはこの時期のロンドンに実在したといわれる切り裂きジャックも(名前だけ)登場するという
こと。漫画のジョジョにも出てくるので、もはやホラー/吸血鬼ものにとってはお馴染みといえる。ゲーム
では噂話を追いかける形で展開するが、本当に姿を現すのかどうかは攻略本がないので確かめようもなかっ
た。





【絶世の美女・登場】

 さて、これまで人間の住民との肌の触れ合うような、つながりのあるテーマはあまり語られなかったが、
ステージ3にして、ようやく深く関わりのある人物が出てきた。その名はエプスタイン伯爵家のローゼ。
 下僕にした美女や青年とは多少の会話があるだけで、その後の経過は不明の、かなり淡白な状態で終わっ
てしまっていた。それだけに、これから紹介するローゼとのイベントは見逃さずに確実に起こしておきたい。

 

 強制ではないので、全く見ずに終わってしまうこともあるのだ。ステージ3の冒頭、馬車のシー
ンでまず伏線があり、市井の人々の間でも類まれな容姿の令嬢がいるとの噂がちらほら聞こえて
くる。その名声に釣られ、どこにいるのかと建物から建物へと捜索を始めたが、何しろマップが広い。
 片っ端から当っていたので、ついに所在地を突き止めたのは、ステージ開始から何と10日も
経ってからのことだった。

 場所はスタート地点とは正反対の位置、1番距離の遠い場所だった。予め予測がついたとはい
え、やっぱり最も離れている場所に設置されていた。

 ライバル吸血鬼の住処が近所にあり、10日も館の周りをうろつかれているのに周辺の住人の多くは、未だ
無傷らしい。伯爵家の中も同様で汚染はされていない。言葉の意味は違うが、灯台もと暗しというやつか。
 ローゼとの初対面は何事もなく終わった。とはいえ、ゲーム始めの短めなデモシーンにも登場はしている
ので、全くの初見という感じでもない。ただ、微妙に表情が違っており、それと指摘されなければ気づかな
い位だ。

 館に飾られている肖像画に描がれた、伯爵家の150年前の祖先は、主人公の宿敵・デュランと悲劇に終わ
った駆け落ちをしたそうで、名にやら両者にとって因縁深い家柄といえそうだ。





【最高とまではいえないが、期待は裏切らなかった】

 一般の登場キャラクターのグラフィックはアニメや萌え系でもなく、真面目なリアル?系なので、万人に
受け入れやすいとはいえる。これまでヴェータ、シェリル、アリサ、ロミーとステージ毎の美女が華を添え
てきたが、ローゼもさすがに彼女らに引けを取らないといえよう。他のキャラクターには同顔異名の人物が
何人かいるが、ローゼだけはオリジナルで唯一の存在なのだ。外見は、少し上目遣いな表情の涼やかな美女
といったところ。何より、一方的に襲われるだけの人間側から出てきた、それもヒロインという特別な立場
にいるので、これを見逃すとステージ3はかなり味気ないものになる。

 

 運命の出会いらしく、2人は急速に親密になり、結婚の約束もする。興味深いのは吸血鬼のいる
世界ではやたらと病弱な人間が多いこと。上流階級やら社交界ならではのお約束事か。
 中世時代、庶民レベルでは、身体の弱い者など生きていく資格もないと見なされていたようだ
が、それも立場によって異なるらしい。

 貴族であるローゼも例に違わず、病身で今にも倒れてしまいそうな状況だった。それが何故か徐々に回復
していく・・・。治療を受けたわけでもないのに、まさか吸血されたことで体質も変化?とも一瞬、考えた
がついにその理由が語られることはなかった。病は気からというように精神的なものだけで治ったとも考え
られないが、ゲームなのでそこまで細かい設定はしてないらしい。

 病状が良くなってからも、何度も日参していくことで2人の仲はますます深まっていく。遂には、ロンド
ンでの役目を果たしたら、迎えにくるという段階にまできて一応、イベントは終了した。地元に連れて帰っ
て(吸血鬼)一族にも紹介するという驚きの独白をする位だから、正真正銘の本気のようだ。





【攻略本不備の辛さ】

 イベントを終えて気になったのは、当面のローゼの身辺状況。すでに日数も深まり、ロンドンのこの豪邸
の立ち並ぶ地区も、吸血鬼の毒牙にかかった犠牲者で溢れ返ってしまった。伯爵家も禍を免れえず、当主で
ある父親も吸血鬼の配下ノスフェラトゥと化していた。このままローゼを放置していていいのか。しかし、
ゲームには誰かを助け出し、保護する機能などない。もしローゼが吸血されてしまったら、イベントは無く
なってしまうのか。それを防ぐために、先に吸血し、こちらの陣営のノスフェラトゥにしてしまうべきか。

 

 こんな時こそ攻略本の出番だが、それがないので仕方がない。ジタバタしても始まらないの
で、運を天に任せ、成り行きを見守ることにした。もう1つ心配事がある。ポケステ用ミニゲーム
の出現条件が不明なこと。これもローゼのイベントに関わっていたら、そちらの方はどうなるのだろう?

 もう気にしててもしょうがない。ゲームに戻ることにしよう。改めてステージ3を説明すると、とにかく
マップが広い。住民の数も多いので事前に計画を立てておくことが重要になる。ステージ2は両軍入り乱れ
ての混戦模様を呈していたが、3は自陣近くから地道に勢力拡大を計るといった堅実な形になる。

 敵ヴァンパイアより厄介なのは、やはり人間のヴァンパイア・ハンターであり、無敵なのは前
にも書いたがステージ3ではより凶悪な存在へと変貌する。
 罠を仕掛ける頻度が大幅に増え、下僕になった吸血鬼をあっという間に人間に戻してしまう。
 これを自宅周辺にバンバン仕掛けていくのだからたまらない。吸血行為は1日では終わらず、
どんなに相性が良くても2~3日はかかる。それをわずか1晩でひっくり返されてはたまらない。





【罠・連続設置魔を追尾】
 
 誰が罠を設置しているかはわからなかったが、ある日その”犯人”とばったり遭遇した。家々を忙しく回
る動作が何となく怪しく見えたので、その入った建物を確認して回ると、あちこちから連続して祭壇の罠を
見つけ出す始末。

 罠を仕掛けていた小太りの老人は誰あろうヘルシング教授だった。瞬間、これまでの苦労を思
い出し、この野郎と飛びかからんばかりの憤りを覚えたが、何しろ相手は手出し無用の存在。

  

 こちらから一切、攻撃をしかけることはできない。 そもそも体力の設定すらなく、近づいただ
けでこちら が一方的にダメージを受け続ける。人間どころか吸血 鬼さえも超越してしまって、こ
のような相手がいるこ と自体が反則だ。
 
 振り返ってみるとステージ3は特に序盤が苦しかった。偶然か必然か、近所に相性のいい人間がおらず、
吸血作業は遅滞を続けた。リセットやり直しを駆使した上で1人目の下僕が誕生したのは4~5日経ってから
のことだった。その間に敵側は2人の吸血鬼をすでに出現させている。初めて先を越された形で、やはりス
テージ3の難易度は相当高いようだ。厳しさを改めて実感した次第。

 開始直後のこれまでの必勝パターン、夜になったらまず真っ先にデュランを叩きに行き、生産
型吸血鬼なども攻撃して、敵の侵攻速度を鈍らせるといった手法も通用しなくなってきた。
 検証してみると、この嫌がらせ戦法自体も効いていたのかどうかわからない。
 コンピュータ(COM)が不利な状態を内部で処理して、そもそもなかった事にしてしまう
”調整”は昔のゲームではよく行われていたことだ。





【いよいよ決着の時はきた】

 序盤を過ぎて、中盤までは敵側の優位は続き、ジリジリする思いで勢力が逆転するのを待っていた。ここ
まできて敗北したら、最初に戻されるかどうかはわからないが、とてもやり直す気力などはない。是が非で
も勝たなければ。

 幸い10日目くらいに追いつき、その後はどんぐりの背比べならぬ一進一退の攻防が続いた。このゲームは
配下が増えれば、自動的にその配下がまた仲間を増やすといったネズミ算方式で勢力が拡大していくので、
人数が4~5人にもなればもう安全圏内といえる。

   

 今まではそうだった。しかしステージ3は、先に 述べたヴァンパイア・ハンターが味方の吸血
鬼をゴ ッソリと浄化(元の人間に戻す)していくので不確 定要素が強まり、油断は禁物。
 夜の見回りならぬ、 近所の徘徊は欠かせない。なにしろ直系がやられる と、その下にいる
複数の従属吸血鬼もいっぺんに消 え去ってしまうのだ。被害は一挙に数人にも及び、 損失はか
なり大きい。
 
 そんなわけで、苦労し続けながら臨海体力メーターは徐々に上昇していった。勝負の決め手になる、この
メーターが満タンになったのは、20日目も過ぎてのことだった。その手前の2~3日前からは、配下の活動に
任せて結果待ちの態勢にしていたので、ヴァンパイア・ハンターによる攻撃で壊滅的打撃を受けないよう幸
運を祈るばかりだった。誰が自宅周辺まできているかで、被害はだいぶ違うらしい。要注意人物の1人はあ
のヘルシングだ。




【舞台を移し、まだゲームは続く】

 若干の不安を抱えつつも、どうやらそれは杞憂に終わった。そして、ついに決戦の時はきた。といっても
自動で進行する、簡易戦闘イベントなので何の心配もいらない。結末は予め決まっている。所定の儀式は終
わり、ついに宿敵デュランは灰となって消え、ゲームクリアとなった。

 気が気でなかったが、終了後どうやら吸血鬼になるのは免れたらしいローゼが現れて、ハッピーエンドの
運びとなった。しかし昔からあるテーマだとはいえ吸血鬼と人間、どうやって暮らしていくのか。やはり吸
血鬼とされてしまうのか。人間のままで一生を送り、齢の取らない相手に看取られながらあの世へと旅立つ
のか興味深い話だ。



 それはともかくゲームはいったん終わるが、続きと してはポケステ用ミニゲームが用意されて
いる。メモリーカード丸々1本分15ブロック(普通は2~3ブロッ ク)を使う、驚きの容量であ
り、何にそれほどのデー タを用いたのかと興味深々、期待は深まるばかりだ。
  しかし、最初は15ブロック空きのメモリーカードがな く、ダウンロードはできなかった。
 
 するともう1度クリアしなければならない羽目に陥った。この辺りは不親切だが、仕方なくゲー
ムをやり直すことにした。本編クリア直前でのデータ保存は必須といえる。

 そして、いよいよミニゲームを始める時がきた。画面に現れた女性(モノクロ、ドット絵)、これは(愛
しの)ローゼなのか? そうに違いない。ゲーム名が「ローゼと一緒」だから。何やら1日3~4回、決定ボ
タンを押すだけの簡単なルールのようだ。





【気づいたら”たまごっち”生活】

 ポケステに電池を入れ、久しぶりにゲームとして起動した。しばらく続けているうちに色々と疑問は沸い
てきた。これはいつの時代なのか。ローゼが話しかけている相手はプレイヤー本人なのかクリストファなの
か。その答えは次第に明らかになってきた。これは独立したミニゲームでなく、本編からの続きらしい。

 つまり、ENDを迎えて2人1緒になると決めた後の筋書きなのだ。意外だが、このPSからポケステへの橋渡
しは新しい手法とはいえる。いったんは終わったと思ったものがまだ密かに続行しているとは。と、なると
画面に時折り写し出される街並みや建物、自宅などはヨーロッパのどこかの町(あくまでドット絵)という
ことになる。



 劇場に行ったり、買い物したり、公園で小鳥を保護 したりと現代と錯覚する所もあるが、吸血
鬼のいた19 世紀はそれだけ現代に近いということかもしれない。 
 もう1つの疑問、ローゼが話しかけている相手は誰なの かという点も明らかになった。
 鏡に写らない、自身の 誕生日を知らないとなれば、これはもうゲームの主人 公クリストファに
違いない。ポケステを持っている本 人に向けられているのではと、しばらくは錯覚したま まの状
態で続けていた。
 
 そして、ローゼは相手が吸血鬼だと知って暮らしている。彼女自身はまだ普通の人間のままだということ
もわかって、これは深い話になってきたなぁと感心しきりだ。良いショートストーリーなので、ポケステを
持っている人は是非やってもらいたい。関東近辺ならハードオフにまだ在庫が残っているはず。
 とはいえ、ゲームの内容は指定時間に決定ボタンを押すという、時間拘束型なのでちょっと苦手だ。いわ
ゆるたまごっち方式は自分のペースが乱されてしまい、あまり好きではないが物語の先が見たいので我慢し
よう。1ゲームあたり1週間というのは結構長い。毎日決まった時間に計3~4回ボタンを押すのがこんなに面
倒とは思わなかった。





ポケステ自体の寿命が心配】

 ジャンク品で買ってきたポケステは耐久性に不安があるので、外に持ち出すのは躊躇われた。そのせいで
結果として2日分はまるまる約束を果たせない(失敗)の状態に陥ってしまった。1週間後に表示されたのは
エンディングNo.4となり、ハッピーエンドとはいいにくい惜しい形で終わった。しかしエンディングは4つ
以上あるのか・・・。ポケステ版のスタッフロールも流れて、何だか微笑ましい感じだ。

 せっかくだから他のエンディングも見てみようと、もう1度始めることにした。同じ失敗は繰り返したく
ないので気をつけていたのだが、やはりボタンの押し忘れがあった。外に出かけている時に時間通りに押す
のはちょっと無理なものがあるのかと思う。
 


 何とか気づいて、押し直そうとしても時間の遅れの 猶予は、どうやら10分前後のようで大抵は
間に合わ ない。あとローゼに月・木に仕事に行くかどうか訊 かれて(週2勤なのか)、その返答
がどう影響するか わからないし、他にも確か木曜の深夜12:30には予定 外のいきなりの呼び出しもあった。
 
 細かいことだが、これらがエンディングに及ぼす影響も不明といった所だ。ミニゲームになっても、やは
り攻略本は必要なのか(ポケステの内容にまで深入りしていればだが)。1回目はボタンの押し忘れが計4つ。
2回目は少し減って、ボタンの押し忘れ+時間に遅れて惜しくも失敗の計2つだった。

 結果は同じエンディングNo.4で、押した回数が異なっていたのだから、もう少し違う状態になっても良か
ったのにとは思った。No.4とは、迷った末にローゼとは別れる決断を下すというのだから1番いいエンディ
ングとはいえそうもない。本編でのラスト(将来は定まったかのような言い回し)と比べても意外な結末だ
った。





【2周目ならぬ、別の主人公で】

 他のエンディングも確認はしたいものの、2回続けて同じ内容が出たので、さすがにやる気が削がれた。
しばらく期間を置いてまたの機会に始めるとしよう。しかし、1日3回程度の約束事を面倒がってはまずいん
じゃないかと、現実社会に置き換えても反省させられる出来事であり、(鋭い指摘を受けたという点で)な
かなか奥の深いミニゲームだったといえる。

 クリアするまでは思いもつかなかったが、ゲームを1度終わらすとミニゲームの他にも特典があることが
わかった。本編の方でも新しいモードが出現し、クリストファと対立していたデュラン(名前は変えられる)
を主人公にして再び始められるのだ。ストーリーも当然ながら、前とはちょっと違ったものになっている。



 こちらは小説ドラキュラそのものを思わせるような内容で、ジョナサン・ハーカーが弁理士か
らヴァンパ イア・ハンターに転進した経緯や厳格そうなセワード の職業は医師だったという知ら
なかった設定もわかるようになっている。
 
 ステージ構成は以前と同様、1~3までらしい。この先も続ける意欲は十分あったが、それは後の楽しみと
してとっておくことにしよう。もしかしたら攻略本が手に入るかもしれないし、ちょっと間を置くのも1つ
の選択だ。まぁ本当の所は、半分アクションのこのゲームで指先も疲れ、SLGなどでは感じない脳の緊張状
態も続いていたというのが最も大きな理由とはいえる。

 しかし、ホラーのジャンルに入るとはいえ、きれいに余分な箇所をそぎ落とされて無味乾燥になり、グロ
テスクさとはほど遠いものになった。そう意図されたのだろうか。おかげで、誰でも入っていける万人向け
のものになり、怖がりの人でも全く心配ないゲームになった。

                      <<終わり>>
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2015.08.21 (Fri)
Category[PS SLG]
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